せっかくの注文住宅!最高のリビング・ダイニングにするには?
家の中で一番利用頻度が高い空間がリビングダイニングです。
新しく建てる家では是非ともしっかり考えてプランニングを心掛けたいところです。
既成概念にとらわれず、家族のライフスタイルに合った個性的で過ごしやすい空間にすることがポイントです。
雑誌などから情報を得て、ライフスタイルを無視した理想ばかりの空間にしてしまうと後々後悔してしまうことも。
では、リビングダイニングの過ごしやすい空間とはどんなものなのでしょうか?
それぞれのご家庭のスタイルはあっても、基本的には家族が自然に集まってくるような『くつろげる空間』になります。
くつろげる空間づくりでポイントとなるのは、
- 日当たりがよく明るい
- テラスやウッドデッキなどの外部空間とのつながり
この2点です。
都市部の住宅では難しい条件かもしれませんが、2階にリビング・ダイニングを設けることで以外と実現できることが多いです。
この2点を満たしながらご家庭に合った個性的な空間デザインに仕上げていくと良いでしょう。
たとえば、ソファを置かずに床に大きなラグを敷いてくつろぐスペースにしたり、多目的に使えるような大きめで収納のついたダイニングテーブルをオーダーすれば子供は勉強したりお母さんは家計簿をつけたりといった過ごし方です。
リビング空間を出来るだけ広く使う・見せるには?
都市部では狭小住宅となってしまうことが多く、リビングが狭くなってしまいがちです。
出来るだけリビングを広く見せ、使えるようにするポイントをご紹介します。
まず、平面的な広さに高さを加える、いわゆる『吹抜け』を設けることが効果的です。
吹抜けを設けることで視覚的に実際の広さ以上の空間の広がりを演出できます。
もし吹抜けをつくるのが難しいなら、2階の床梁を出し、天井高を上げるという方法もあります。
この場合は梁を化粧することでインテリアとしての見せ梁とすることも出来そうです。
次に収納面です。
収納も一工夫すればお洒落な空間の演出につながります。
考え方としては、『隠す収納』と『見せる収納』の部分を分けて考えることです。
物が溢れやすいリビングにあれば便利なのが壁面収納です。
これは隠す収納にあたり、天井までの造り付けにすると多くの収納量を確保できます。
これは隠す収納ですので一般的には壁と同系色の扉でまとめるとスッキリとしたインテリアにできます。
逆に扉部分を空間自体のアクセントとして演出したりしても場合によってはいいかもしれません。
そして見せる収納ですが、これはリビングボードやシェルフなどの置き家具にあたります。
置き家具選びにもコツがあり、リビングを広く見せるためには出来るだけ高さの低いものを選ぶようにすると良いです。
このように広いリビングの演出には空間そのものの造りと収納面の工夫がポイントになります。
余談ですが、ダイニングスペースを壁を背にしたコーナーベンチを設けるようにすると省スペースになり、リビングダイニングを広々と使うことができます。
ダイニングスペースは動線スペースが多くなりがちで、結構なスペースを必要となりがちですが、このコーナーベンチのダイニングだと動線に無駄がないことが大きなメリットです。
デメリットとしてフレキシブルさがないことが挙げられますが、気にならない方は是非取り入れてみてください。
内テラスを設けてグリーンで彩るお洒落な空間
内テラスとはリビング等に隣接して作る温室風のテラスのことです。
テラスの前面は総ガラス張りにすることで採光面積が大きくとれ、非常に明るい空間にすることができるのも大きなメリットです。
その採光を利用して観葉植物を育てたり、鉢でハーブなどのミニ菜園をやってみたりとグリーンを生活に取り入れ楽しむことができます。
またグリーンは育てるだけでなく、インテリアの装飾にも役立ち心を落ち着かせてくれます。
床にはテラコッタタイルなどをしつらえ、小ぶりのカフェテーブルでもおけば、休日は小さな自宅カフェスペースにも使える内テラスは是非お勧めです。
ただしガラス張りのため、夏季の日照問題が出てきますので、開閉できる窓を設けたり、調節のできるブラインドを取り付けたり暑さ対策を施す必要があることに注意しましょう。
いかがでしょうか?
生活の中心となるリビングダイニングでは
- 吹抜けを設ける
- 収納計画をはっきりとさせて造り付け収納を作る
- 置き家具は出来るだけ背の低いものをチョイスする
- 既成概念にとらわれない自由な発想で家族のライフスタイルを考える
以上の4つがポイントとなります。
是非プランニングの参考にしてください。