Art Work Mart(株)

一番の自慢は今まで引き渡しを終えた案件は「全てノークレームとなっている」ことです。その中で私たちが徹底してきたこだわりがあります。

  • 出来るだけ着工前に全ての打ち合わせを済ませておくこと
  • 自分が納得出来ない部分はやり直すこと

この2つが満足度の高い家づくりをテーマに掲げる私たちの答えです。

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事業内要:建築工事業

家族全員が笑顔で暮らせる間取りをつくるコツ その2

前回の「家族全員が笑顔で暮らせる間取りをつくるコツ その1」の続きです。

間取りは十人十色。情報に振り回されないこと

インテリア関係の雑誌やネットを見ていると「今の家は○○風がオシャレ!」「こんな間取りが便利!」「こんなキッチンが理想!」などと情報があふれています。
ですが、あくまでそれぞれの家族にとって感じ方は違うということを覚えておいてください。
トレンドや情報に振り回されず、自分たちの家族構成や生活スタイルや趣味に合わせて間取りを考えていくことが重要です。
また一見良いと思えるインテリアでも、「子どもが欲しいと言った室内ブランコだが、今は欲しいと言っているが1年もしないうちに飽きて使わなくなってしまうかもしれない。ロフトも数年後にはめったに使わない荷物置きになってしまう可能性が高いので大容量クローゼットにしておいた方が良いかもしれない」など、自分の家族に当てはめてみた時に将来起こりうる可能性も踏まえて考えてみると良いでしょう。

ただ雑誌やネットは情報の宝庫。
気に入ったイメージや理想のイメージがあれば、切り抜きを集めてたくさんストックしてイメージをどんどん膨らませていきましょう。

また、周りで家を建てた親戚や知人、職場の仲間にも「やって良かったこと」「やらなくても良かったこと」と聞いてみるのも参考になります。
「床暖房」や「食洗機」、「IHクッキングヒーター」など、設備ひとつにしても様々な体験談が得られることでしょう。

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プラスアルファの工夫で世界にひとつの空間を

基本的な間取りにプラスαの工夫をすると、空間のイメージがガラッと変わってオリジナリティが生まれ、自分たちだけの空間を創ることができます。

  • 壁にガラスブロックをはめたら部屋がより明るくなった
  • 書斎スペースが家事スペースとしても兼用できてより便利に活用できた
  • 和室コーナーを作ったら来客時に便利なだけでなく冬のこたつスペースや子どもの勉強スペース、オムツ替えスペースなど色々使える様になった
  • スキップフロアをつくると広い空間が一気にお洒落な雰囲気に変化した
  • リビング続きのウッドデッキをつくるとLDKが更に明るく、広く感じるようになった
  • 白い壁を利用してシアタースペースをつくることができた
  • 塗り壁を利用してお絵かきコーナーが出来た
  • シンボルツリーを1本植えることでリビングからの眺めが劇的に良くなった

上記は一例ですが、少しの工夫で空間のイメージは大きく変化します。
また、「○○部屋」として部屋を増設するのではなく「○○スペース(コーナー)」として空間の一部をフレキシブルに利用できるとより上手に、コストをかけずに空間をアレンジすることが可能になります。

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昔の家屋をヒントにして太陽の熱や風の流れをコントロールする間取り

住宅業界で有名な格言として「家の作りやうは、夏をむねとすべし(住まいの作り方は、夏のことを考えて作るのがよい)」
という言葉があります。鎌倉時代に吉田兼好が著した徒然草の一節です。
昔から日本の夏は暑さが厳しく、昔の日本家屋には夏を快適に過ごせるような工夫がされていました。
ぜひ、昔のアイデアも採り入れた快適に過ごせるような間取りを考えてみましょう。

まず、夏を家で快適に過ごす為には「日差しをカットする」ことが重要です。
軒を深くしたり、窓に庇(ひさし)やオーニングなどを取り付けることで
日差しや熱気が室内に入り込み、家全体が熱をもってしまう事態を軽減することができます。
そして、大きな開口部には最近注目を浴びているアサガオやゴーヤーなどを利用した緑のカーテンを施すと
効率的に日差しを遮ることができるだけでなく、植物の間を通り抜ける風が冷やされることで木陰効果をもたらし
家の中に心地よい風を呼びこむことができます。
また、日差しを遮る工夫と併せて床、壁、天井の素材を「天然の調湿機能のある無垢材やしっくいの壁にする」ことで
更に通気性、調湿性に優れた空間をつくることが可能になります。

次に、風通しをよくするには「風の入り口と出口を確保する」ことが重要です。
風がどこから入ってどこへ抜けていくのか通り道を考えて、窓を設けましょう。
また「通り道をふさぐ仕切りや壁を極力減らす」こともポイントです。
最近は壁を取り払って大空間をつくる間取りが増えてきていますが、それだけでも風は流れやすくなるのです。
開きドアではなく引き戸を選ぶ、ルーバー窓や内倒し窓で目線を遮りながら風通しを確保する、などと
開け放しておきながら風通しを確保する方法もひとつです。

また、暖かい空気は上に上がっていきますから、上昇した熱気を外に逃がすよう高窓や天窓を設けても良いですね。。
室内に上下の空気の流れを起こす意味ではシーリングファンも効果的です。
風があると、人は実際の温度よりも涼しく感じるものです。

夏の盛りにエアコンを使わずに生活するのはなかなか難しいですが、それでも
朝晩など涼しい風が吹いているときには窓を開け、自然の風の気持ち良さを味わいたいものです。
少し間取りに工夫をすることで家の中に光をコントロールし、風を呼び込むことができるのです。

後悔しない世界でひとつの間取りづくりのコツのまとめ

  • 家族で新しい暮らしのコンセプトを決め、そこに家族の個性を足していく
  • 家族の不満から生まれる希望を理解し、うまく取り入れる工夫をする
  • 家族の生活パターンに沿った動線をしっかり考え暮らしのシミュレーションをする
  • 雑誌やネット、クチコミから理想のイメージをどんどん集めていく
  • プラスアルファの工夫で家族が満足できるオリジナリティを出してみる

ぜひ以上の項目を意識して、家族の希望がたくさん詰まった「家族全員が笑顔で暮らせる、世界にひとつの我が家」をつくりましょう!

Written by: 赤石