意外と知られていない?土地探しで失敗しないためのツボとコツ その2
前回の「意外と知られていない?土地探しで失敗しないためのツボとコツ その1」の続きです。
前回の記事では土地探しは建築業者に任せたほうが良いということを中心に説明しました。
今回は理想の土地を手に入れるためについて書いていきたいと思います。
理想の土地「掘り出し物」に出会える確率は?
既に土地探しをされている方は痛感されているかと思いますが、なかなか「これだ!」という土地に簡単にめぐり会えるものではないのが現実です。
仮に「あの土地良いなぁ」と思える土地が出てきても、大きな買い物なのでじっくり考えたいし他も比較したい・・と思っていた矢先に売れてしまって後悔したというケースはよくある話です。
条件の良い土地は早い者勝ちですぐ売れていくものです。
そこで頭に入れておきたい、土地探しの大切なポイントは
- 自分たち家族の「土地探しの判断基準(優先順位)」を明確にしておく
- 候補地のできるだけ多くの情報を集め、現地と周辺環境を見学する
- 自分たちの理想の建物が立つ土地かどうか専門家に相談する
以上3点です。
この3点か出来ていれば、良いと思った土地があれば他人が契約してしまう前に素早く決断することができます。
条件を曖昧なままにしておくと必ず迷いが生じます。
かといって、あまり多くの条件にこだわると、基準を満たす土地にいつまでも巡り合えないこともあります。
自分たちなりに、ある程度の満足度をクリアしていればよしとして決断する、という心構えで行動しましょう。
目に見えない危険?決定する前には必ず足を運ぶこと
有力な候補地には必ず足を運び、自らの目で確かめること。
実際に足を運ぶことで、その土地のいろいろな面が見えてくるものです。
例として、「昼間は子ども連れの多い大きな公園が近くにあり、良いと思っていたが、夜はその公園は大学生のたまり場で宴会が多い場所だった」
「陽当りが良いと思っていたが、目の前の空き地がマンションの建築予定だった」等、図面や写真だけでは分からないことがあります。
周辺環境で後悔しないためにも、実際に足を運んで出来る限りのリサーチをしてみましょう。
この土地はお買い得?土地の相場を測る方法
『ついに念願の土地を見つけることができた!でもこの坪単価はこのあたりの相場に比べて妥当な値付けになっているのだろうか?』
土地を見つけても、その土地がお買い得なのかどうか、損をしていないかどうか、やはり気になるのが人間の心情というものです。
では、土地の相場を調べるためにはどうしたらいいのでしょうか?
土地の価格と密接な関係があるものとしては、公示地価、基準地価、路線価の3つが挙げられます。
そして、これら3つをネットや役所で調べることで大体の相場を把握することが可能です。
しかし、土地の値段はあくまで需要を供給のバランスで決まることを忘れてはいけません。
100%理想の土地にはなかなか出会えないものです。
総合的に気に入った土地が見つかり、相場に納得できたら早めに決断する覚悟をしましょう。
- 早期の段階で家族の希望・要望を踏まえた「土地+建物のトータル費用」を各社で比較
- 信頼できる建築会社のパートナーと一緒に土地を探し、調査する
以上が失敗しない土地探しのコツです。
今ある資金を無駄にしない為に、事前にしっかりとリサーチすることがとても重要です。
「ただいま。」がうれしくなる家づくりをして頂きたいと思います。